5人制のサッカー。長さ38~42メートル、幅18~22メートル(テニスコート4面程度)のコートを使い少人数で手軽にできるため、都市部を中心に急速に人気を高めている。国際サッカー連盟(FIFA)では1994年に統一ルールをつくり、96年以来、4年に1度のワールドカップを開催している。日本でも94年から日本サッカー協会(JFA)が管轄下に入れ、代表チームを組織している。2007年には、プロを含む全国リーグのFリーグがスタート。「futsal」という名称は、古くからこの競技が盛んだったブラジルで「futebol de salon(室内サッカー)」と呼ばれていたことからFIFAがつくったもの。GKを含めた5人1チームで戦うが、試合中に自由に交代ができる、審判は2人(主審と第2審判)、スローインはなくキックインなど、11人制のサッカーとはかなりルールが違う。フットサルのポジション名は基本的にポルトガル語が使われ、GKは「ゴレイロ」。他の4人は後ろ、両サイド、前の「菱形」に並び、いちばん後ろの選手は「フィクソ」、両サイドの選手は「アラ」、前の選手は「ピヴォ」と呼ばれる形が日本では定着している。