1991年にワールドリーグ・オブ・アメリカンフットボール(WLAF)として始まり、2007年シーズン限りで幕を閉じたプロリーグ。ヨーロッパでの競技の普及、人気拡大を目的に当初はイギリス、スペインなどを本拠とするチームも置いたが、最終的にはドイツに5チーム、オランダに1チームと偏った構成となった。NFLには野球の大リーグ(MLB)のマイナーリーグに相当するリーグがないため、NFLへの登竜門としてアメリカの若手選手やアメリカ以外の選手がしのぎを削った舞台でもあった。日本選手は1996年から毎年参戦した。リーグ打ち切りの理由は所期の目的を達成したNFLの国際戦略の転換とされているが、一方で毎年巨額の赤字を抱えていたという事実もある。