1チーム11人ずつ、2チームで、ボールを相手陣地(エンドゾーン)に持ち込むなどし、より多くの得点を挙げることを目的とする競技。基本的には「陣取り合戦」だが、サッカーやラグビーと異なり、1プレー1プレーが静止した状態から始まるため、高度な戦略や相手の戦術変更への適切な対応が要求される。ラグビーと違ってボールを前方に投げることができるほか、攻撃、守備、キックと局面に応じて選手が大きく入れ替わるのが特徴。19世紀にアメリカの大学においてサッカーに似たフットボールがプレーされるようになり、1869年にプリンストン大とラトガース大の間で最初の大学対抗試合が実施された。母国であるアメリカでは絶大な人気を誇り、スーパーボウルは全世界に中継されるが、競技人口は少なく、世界的な普及はまだ進んでいない。