1チーム15人ずつ、2チームで、ボールを投げたり蹴ったりして相手陣地(インゴール)に持ち込みなどし、より多くの得点を挙げることを目的とする競技。一般に「ラグビー」と言えば15人制のユニオン・ラグビーを指すが、13人制のラグビーリーグや7人制ラグビーもある。競技の起源として、1823年にイギリスのパブリックスクール、ラグビー校でのフットボールの試合中にエリス少年がボールを手で持って前方に走った、という話はあまりにも有名だが、実際には当時のイギリスでは学校ごとに独自のルールでフットボールを行っており、ラグビー校ではボールを手で扱うことが認められていたという。イギリスでラグビー協会が設立されたのが71年。日本には99年に伝えられ、大学同士の定期戦が盛んだったことから現在でも学生の方がトップリーグよりも人気がある。世界的にはイングランド、フランスなどヨーロッパ勢やオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどが強豪として知られている。