2010年6月11日から7月11日にかけての31日間、南アフリカの9都市10スタジアムを舞台に開催された第19回FIFAワールドカップ。オリンピックを含め、アフリカ大陸で初めて開催された世界的なスポーツ大会という歴史的意味をもつ。出場は32チーム。優勝はスペイン。岡田武史監督率いる日本代表はグループリーグをカメルーンに1-0、オランダに0-1、デンマークに3-1と2勝1敗の2位で突破、国外で開催されたワールドカップでは初めての勝利、初めての決勝トーナメント進出を果たした。その1回戦ではパラグアイと0-0で引き分け、PK戦3-5で敗退となったが、その奮闘は日本中を沸かせた。また、この大会に参加した日本人レフェリー西村雄一、副審・相樂亨、韓国人副審・鄭解相(チョン・ヘサン)のトリオは、準々決勝を含む4試合を担当、決勝戦でも第4、第5審判に任命されるなど、高い評価を受けた。