1シーズンのゴルフツアーで最も賞金を稼いだ選手のこと。日本の男子の賞金ランキングは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が集計。同機構管轄の大会および海外の4大メジャートーナメント(マスターズ、全英オープン、全米オープン、全米プロ)、世界選手権で獲得した賞金が対象で(2010年からは世界選手権は除外)、獲得すると5年間のシード権が得られる。日本では1973年にツアー制度が施行されて以降、尾崎将司の12回が最多。青木功、片山晋呉の5回がそれに続く。2001年以降は、翌年勝てないというジンクスが続いたが、04年賞金王の片山が、05年日本オープンを制し、それを打破。同年、06年も賞金王になった。また、日本の男子では、30代で賞金王になるケースが多かったが、09年は18歳の石川遼と23歳の池田勇太が最終戦のゴルフ日本シリーズまで激しく争い、石川が初の賞金王に。18歳での賞金王は、尾崎将司の日本ツアー最年少記録の26歳を36年ぶりに更新。1976年のヨーロッパツアーでバレステロスが打ち立てた19歳6カ月を抜き、世界主要6大ツアーでも史上最年少の快挙となった。日本の女子の賞金王は日本女子プロゴルフ協会が集計。獲得すると3年間のシード権が獲得できる。