評論家、大宅壮一(1900-70)を記念して1970年に創設された賞。ノンフィクションの世界における「芥川賞・直木賞」を目指し、新しい作家の登場を促すと共に、優れた作品を広く世に紹介することが目的。内容はルポルタージュ・旅行記・伝記・ドキュメンタリー等ノンフィクション全般(1981年は受賞作なし)。大宅は20万冊の蔵書を遺し、その多くが雑誌・雑本だった。生前の言葉「本は読むものではなく、引くものだよ」の精神にのっとり、蔵書を基に大宅壮一文庫が1971年開設された。(「イミダス2002年版」掲載・増補)
『極限のなかの人間』
『日本人とユダヤ人』
『誰も書かなかったソ連』
『淋しいアメリカ人』
『マッハの恐怖』
『「南京大虐殺」のまぼろし』
『サンダカン八番娼館』
『わが久保田万太郎』
『なんで英語やるの?』
『洟をたらした神』
『マッカーサーの二千日』
『新西洋事情』
『太平洋の生還者』
『黄昏のロンドンから』
『逆転』
『テロルの決算』
『サイゴンから来た妻と娘』
『ワシントンの街から』
『にっぽん音吉漂流記』
『長い命のために』
『さよなら日本』
『これはあなたの母』
『宰相鈴木貫太郎』
『中国・グラスルーツ』
『線路工手の唄が聞えた』
『気がつけば騎手の女房』
『メディアの興亡』
『ミカドの肖像』
『コンピュータ新人類の研究』