2018年から始まった積み立て方式の少額投資非課税制度。従来のNISAは、非課税期間が最長5年、年間投資額の上限が120万円であるのに対して、つみたてNISA は、非課税期間が最長20年、年間投資額の上限が40万円となっている。また、NISA は主に上場株式、株式投資信託、ETF、REITが投資対象で一括投資も積み立て投資も可能である一方、つみたてNISA は、(1)信託期間が20年以上、(2)販売手数料がかからない、(3)毎月分配型を除く、など一定の条件を満たした株式投資信託とETF が投資対象で累積投資契約(一定額を定期的に継続して買い付ける契約)に基づく積み立て投資のみが可能となっている。NISA とつみたてNISA は同一年では使用できず、すでにNISA 口座を保有している人がつみたてNISA に変更する場合には、口座を開設している金融機関に変更届を提出する必要がある。なお、つみたてNISA に変更しても、既存のNISA 口座にある株式などはそのまま非課税期間が終了するまで保有できる。