各国の会計基準が一つの会計基準へと収束していくこと。会計基準の世界的統合化を意味する。アメリカの財務会計基準審議会(FASB)は2002年10月のノーウォーク合意を通じて、自国の基準と国際会計基準(IAS/IFRS)を中長期的にコンバージェンスしていくことを確認している。日本の企業会計基準委員会(ASBJ)も04年10月に、日本の会計基準とIAS/IFRSとの差異を縮小する共同プロジェクトの立ち上げに向け、国際会計基準審議会(IASB)と協議をスタートさせ、07年8月には、在外子会社・関連会社の会計方針の統一や資産の除去債務など、重要な差異があるとされた項目について、08年までに統合作業を終え、その他の項目も11年6月末日までに実現することで当初合意しているが、12年3月現在、まだ統合されていない項目もいくつか存在している。この合意は一般に東京合意とよばれる。