自由民主党(自民党)には党首である「総裁」の下に、総裁を補佐する「副総裁」、党運営の中枢ポストである「幹事長」、党の意思決定機関である総務会を取り仕切る「総務会長」、重要政策の調整、決定を行う「政調会長」などが置かれている。このうち幹事長は国会対策、組織、資金、人事、国政選挙の公認選定などに絶大な権限を持つ。総裁に次ぐ実質ナンバーツーである。幹事長、総務会長、政調会長を党三役と呼ぶ。最近は参議院議員会長、参議院幹事長を含めた党五役が大きな力を持っている。選挙対策委員長が党三役と同格の扱いとなることもある。