党所属国会議員に政治倫理上の疑惑が起きたときに真相究明を行う自由民主党(自民党)の機関。衆参議員や民間人を含む15人で構成。幹事長の要請か本人の申し出または審査会委員3人以上の申し立てで開催する。疑惑が重大と判断されれば、党紀委員会での処分を幹事長に勧告する。1994年の党則改正で盛り込まれ、2001年に規約を整備した。田中真紀子前外相が秘書給与流用疑惑で02年7月釈明したが、疑惑が晴れず、審査会は党紀委員会に勧告し、これを受けて党紀委員会で党員資格の2年停止処分が決まった。05年7月、郵政民営化法案に対する造反議員のうち、棄権・欠席議員に対しては政治倫理審査会が弁明書の提出を求めた。