都道府県を含む広域連合として2009年12月に設立された。構成団体は、京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、鳥取県、徳島県の2府5県および京都市、大阪市、堺市、神戸市。市町村の広域連合は12年7月現在で115存在するが、都道府県を含むものとしては初めて。実施する事務は、(1)広域防災、(2)広域観光・文化振興、(3)広域産業振興、(4)広域医療、(5)広域環境保全、(6)資格試験・免許等、(7)広域職員研修、である。国の地方出先機関の地方移譲の受け皿になることを目標に運動している。組織は執行部として広域連合委員会を置くほか、議員数36人の広域連合議会が置かれている。現在のところ奈良県が未加入であることによる問題、四国から徳島県、中国から鳥取県が加入していることで、議論になっている道州制への移行との関係が論点である。類似のものとして九州広域行政機構が設立されている。