2012年12月26日に発足した第2次安倍晋三内閣の自己規定。安倍首相は就任の演説の中で、「この3年間、民主党政治の結果として、経済においても外交安全保障においても、あるいは教育、暮らしにおいてもさまざまな課題が山積しております。……国家が国民のために目前の危機を打ち破っていく、という覚悟において本日、危機突破内閣を組織致しました」と述べた。具体的には、組閣後初の閣議で、「まずは、今回の選挙で示された、日本の現状に対する国民の強い危機感を共有し、内閣全体が緊張感を持って政権運営に当たることが必要である。……その上で、我が国が直面している、経済、外交・安全保障、教育、暮らしの四つの『危機』を突破し、『誇りある日本』を取り戻すため、以下の施策を推進する」という「基本方針」を策定した。