2005年12月20日付の安全保障理事会(安保理)決議1465、および同年12月30日の総会決議59/180によって設置された、紛争後の平和構築と復興を目的とする国際連合(国連 UN)の政府間諮問機関。国連改革の一部として、アナン事務総長報告書「より大きな自由を求めて」(05年3月)において提言され、05年9月の世界首脳会合成果文書(総会決議60/1)によって設置が合意された。平和構築委員会は、常設の組織委員会と、状況に応じて個別に設置される国別会合からなる。組織委員会は31カ国で構成され、その内訳は、安保理会から7カ国、経済社会理事会から7カ国、国連への財政貢献上位10カ国より5カ国、国連ミッションへの軍事要員・文民警察官派遣上位10カ国から5カ国、地域バランスや紛争後の復興経験を考慮した7カ国である。任期は2年。組織委員会は、世界の紛争状況を把握分析し、安保理の助言の下に、国別会合の対象国の選定などを行う。2012年1月までに、シエラレオネ、ブルンジ、ギニア、ギニアビサウ、中央アフリカおよびリベリアについて国別会合が開催された。