国際連合(国連 UN)の事務局は、国連事務総長および職員からなる(憲章97条)。職員の多くはニューヨークの国連本部や、ジュネーブ、ウィーンなど世界各地にある国連の地域本部や事務所に勤務する。事務局は、総会や理事会の監督・指揮のもとに、会合の準備・資料作成・調査研究などの支援的活動を行うほか、開発援助・人道支援などの業務的活動も行う。国連職員による汚職などの違法行為に対する批判を受けて、2006年1月、事務局内に倫理局が設置された。05年9月の世界首脳会合成果文書および同年12月の総会決議248を受けたもので、国連改革の一部をなすものである。倫理局は、国連スタッフに対する倫理規則適用の強化のために活動する。