京都議定書の発効を受けて、目標達成のため2005年4月に閣議決定した計画。温室効果ガスの排出量を1990年度比で6%削減するという日本の約束を達成するため、2010年度の温室効果ガス排出量の部門ごとの目標を提示。目標値は、エネルギー起源二酸化炭素(CO2)排出+0.6%、非エネルギー起源CO2排出-0.3%、メタン排出-0.4%、一酸化二窒素排出-0.5%、代替フロン等3ガス+0.1%。さらに京都メカニズムで-1.6%程度、森林のCO2吸収で-3.9%程度確保する。問題はその実効性。環境税と排出量取引については今後の課題とされた。
図「京都議定書の温室効果ガス削減目標と二酸化炭素排出量」