疲労倦怠や体力低下が著しく、胃腸機能も低下して食欲がなく、皮膚のかさつきや手足の冷えを伴うことなどを使用目標とする。術後や慢性疾患での体力低下時や貧血症に応用される。実際、術後や抗がん剤併用時の免疫能改善に有効であり、また、抗がん剤投与時の副作用である食欲不振などを改善すると報告されている。配合生薬は、朝鮮人参(ちょうせんにんじん)、黄耆(おうぎ)、朮(じゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、当帰(とうき)、川キュウ(せんきゅう)、地黄(じおう)、芍薬(しゃくやく)、桂枝(けいし)、甘草(かんぞう)。胃腸虚弱が著しい場合は慎重に投与する。