アメリカのエネルギー省の提唱による第四世代原子力システム国際フォーラム(GIF ; Generation IV International Forum)が2000年に発足、原子力開発が始まった初期の原子炉を第一世代、現在の軽水炉などを第二世代、改良型軽水炉を第三世代と分類し、将来に開発・利用が目指される革新型原子炉を第四世代(ジェネレーションIV generation IV reactor)と呼ぶようになった。国際原子力機関が提唱する革新的原子炉開発プロジェクト(INPRO ; International Project on Innovative Nuclear reactors and Fuel Cycles)も01年に発足。GIFが提唱する高速炉などの他、ペブルベッド・モジュール型炉(pebble bed modular reactor 黒鉛被覆の球状ペブル燃料を使う高温ガス炉)、超臨界圧水冷却炉(SCWR ; super critical water reactor)、主要機器を同一容器に収納する軽水炉を目指すIRIS計画(International Reactor Innovative and Secure)などが提案されている。