日本の国家安全保障に宇宙をどのように利用していくかの基本文書。政府が2014年7月に策定する方針を打ち出した。10年6月にアメリカが策定した「国家安全保障宇宙戦略」(National Security Space Strategy NSSS)に追従するものといえる。地球周回軌道を巡るスペースデブリ(宇宙ごみ)の監視、船舶航行の宇宙からの監視、準天頂衛星システムの国際利用や、情報収集衛星が収集したデータの国家間の共有などのデータポリシーなどを規定する見込み。15年2月、内閣府・宇宙政策委員会に宇宙安全保障部会が設置され、安全保障関連の審議を行うことになった。