アメリカのベンチャー、ビゲロー・エアロスペース社が開発した国際宇宙ステーション(ISS)向け居住空間モジュール。ビゲロー・エアロスペースは、畳んだ状態で打ち上げ、宇宙空間で広がるインフレータブル形式の有人宇宙モジュールを開発する企業である。正式名称は「Bigelow Expandable Activity Module」。展開時の寸法は直径3.2メートル、全長4メートル。インフレータブル形式のモジュールが実際に有人宇宙施設で使えるかどうかを実証することを目的としている。2016年4月にスペースX社の「ドラゴン」無人貨物輸送船でISSに運搬されてISSの「ノード3」という接続部のドッキングポートに装着。5月から2年間の予定で運用試験が始まった。