コンピューターの大容量外部メモリーとして使用される光ディスク、光磁気ディスク等の総称で、レーザー光を用いて情報の記録、読み出しを行う。三次元の固体媒体を用いるものもある。書き込みの可否によって、読み出し専用のもの、一度だけ情報の記録が可能な追記型、多数回の書き換えが可能なRW型(rewritable)、RAM型に分類できる。レーザー光の波長が短いほど高密度に記録できるため、大容量光ディスクであるブルーレイディスク(Blu-ray Disc ; BD)には青(紫)色半導体レーザーが用いられている。次世代の光ディスクとしては多層光ディスクやホログラム光ディスクの開発が進んでいる。また、三次元の固体媒体に情報を書き込む方法としては、媒体中に立体的に記録を行う体積ホログラム技術や、石英ガラス内部にフェムト秒パルスレーザーによって多層の記録層を書き込む技術等が開発されている。後者は現状、読み出しに光学顕微鏡を用いていることから厳密には上記光メモリーの定義からはずれるが、長期記録用データストレージとして数億年以上にわたるデータの保存が可能であることが報告されている。