微小間隙を持つ金属間に電圧をかけることによって、間隙内の1ないし数個の原子の運動を制御して、金属間の電気的接続をオン・オフするスイッチ。原子が電界から受ける力を利用して、原子の運動を制御するものが提案されている一方、硫化銀、硫化銅などの固体電解質の酸化還元反応を利用した集積回路の配線切り替え用ナノブリッジ(nano bridge)が研究されている。また究極のトランジスタとして、原子1個が出入りすることによりスイッチするアトム・リレー・トランジスタ(ART atom relay transistor)が提案されている。