加速度センサーは、物体の加速度(単位時間あたりの速度の変化率)を計測する機器である。特に、xyz軸3方向の加速度を測定できるデバイスを3軸加速度センサーと呼ぶ。一般的な計測原理は、力に比例して変形するばね(コイルばねや板ばねなど)がつながったおもり(質量)に加速度が加わったときの位置変化を静電容量の変化、ひずみゲージやピエゾ抵抗効果による電気抵抗変化、光センサーなどによって検出する。超微細加工による電気機械システム(MEMS)技術で作られた加速度センサーは、感度は低下するが劇的な小型化が可能になるため、自動車用、ゲーム用、さらにはウェアラブル機器やIoT(internet of things モノのインターネット化)などへの応用が期待されている。