光と物質など異なるハードを混在させた量子系、あるいは、たとえば光同士であっても、偏光量子ビット(photon-polarization qubit 特定方向にのみ振動する光子を使った量子ビットで、量子状態を記述するためのベクトル空間であるヒルベルト空間の次元が「2」)と振幅(ヒルベルト空間の次元が「連続無限」)など性格の異なる変数を混在して使用する量子系。量子インターフェース(quantum interface)は異なるハード間で量子情報をやりとりするものであるが、それを混在させて使う点で、量子インターフェースと密接な関係がある。異なるハードを使う例としては、光と超伝導素子を使うもの、核スピンと電子スピンを使うものなど、無数に考えられる。異なる性格の変数を使うものとしては、前述の偏光量子ビットと、波動としての光を使う系が代表的である。いずれも、それぞれの長所短所が互いに補い合って、新規な、あるいは大幅に改善された動作を実現するものである。