光子の縦偏光と横偏光(→「量子観測」)など二つの状態、およびその重ね合わせ状態(→「重ね合わせの原理」)もある物理系。たとえば、45°偏光は縦偏光と横偏光の1:1の重ね合わせで、-45°偏光は1:-1の重ね合わせで表される。また、その系が表現し、運び得る量子情報の量。量子情報容量の最小単位。前者、すなわち物理系を意味する場合、その物理系の種類により、光子qubit(偏光qubit、位相差qubitなど)、原子qubit、分子qubit、超伝導qubit(電荷qubit、磁束qubit)、量子ドットqubit、などがある。