降雪によって災害が生じるような大雪のこと。日本のような緯度の低い温帯において豪雪が起こるのは世界的にみても特異な現象である。平野にある札幌や青森などの都市でも大量の降雪があることも特徴的である。近年は温暖化の影響もあって降雪量の少ない年が多かった。しかし、2005年12月から06年1月にかけて日本海側や北日本では記録的な大雪となった。これは偏西風の蛇行が大きくなり北極の寒気が南下しやすくなったこと、すなわち北極振動が寒気を放出する負の状態になったことと、ラニーニャ現象(→「エルニーニョ現象」)によりフィリピンからベンガル湾にかけての活発な対流活動が偏西風の蛇行を強化させたことが原因であるといわれている。