太陽での核反応で発生するニュートリノ(→「レプトン」)には、(1)陽子・陽子反応で発生する低エネルギーの成分と、(2)ホウ素核の崩壊で発生する高エネルギーの成分がある。(1)では、アメリカの600tの四塩化炭素液体で満たした観測装置で1960年代に検出、後に水チェレンコフ光(Cherenkov radiation 荷電粒子が水などの媒質の中を超高速で飛行する際に発生する光)検出器のスーパーカミオカンデが再確認した。(2)では、カムランドや1000tの重水素槽のSNO(Sudbury Neutrino Observatory カナダ)がある。ニュートリノ振動(→「ニュートリノ質量」)も観測されている。