古代オリエントに発生したユダヤ人の宗教。預言者モーゼがシナイ山で唯一神ヤハウェと結んだ契約を確認するために授けられたトーラー(律法)と儀礼を整備して紀元前5~前4世紀頃に成立した。ユダヤ教はキリスト教やイスラームを生む母体となった。ユダヤ人はローマに征服された後は流浪の民になったが、神に選ばれた者とする選民思想(elitism)が説かれた。イスラエルやアメリカ合衆国など世界各地に散在するユダヤ人はシナゴーグ(会堂)を建て、ラビ(律法の教師)のもとでトーラーを学び、宗教生活を営んでいる。
図「世界の主な宗教の信者数」
図「日本の宗教の信者数」
表「宗教関連年表」