次世代光ディスクと呼ばれるブルーレイディスク(Blu-ray Disc Associationの商標)やHD DVDよりも、さらに大容量の記録が可能な未来の光ディスク技術を次々世代光ディスクと呼ぶ。すでに基礎技術が確立され、実用化に向けて研究を進められている方式には、ホログラムディスク(Hologram Disc)や、いわゆる「超解像(super-resolution)」などがある。ホログラムディスクは、2本のレーザー光による縞干渉を利用し、光ディスクに情報を立体的に記録することで飛躍的な高密度・大容量化を実現する技術で、複数の企業から、いくつかの方式が発表されている。超解像は、光スポットの中に、さらに微小な高温領域のスポットを作り出すことで、レーザー光の波長や集光レンズの性能によるスポット口径の限界を超える高密度記録を可能にする技術。直径12センチの光ディスクに、1層当たり、ブルーレイディスクの4倍となる100GB(ギガバイト=10億バイト)におよぶ記録容量の実現にもめどが立っており、ポストブルーレイディスクの有力候補と見られている。