地デジチューナーとも呼ばれる。主に、従来の地上波アナログ放送対応テレビを対象として、地上デジタル放送が視聴できるようにするための外付けチューナー。受信した地上デジタル放送電波をHDMIまたはアナログの各種ビデオ・音声信号に変換して出力できる機能を備える。地上デジタルチューナーには大きく分けて、デジタルハイビジョンの高精細な映像をHDMI端子またはD端子(コンポーネント端子→「アナログ映像端子」)から出力できるハイビジョン対応タイプと、標準画質でコンポジット端子から出力する簡易タイプの2種類がある。ハイビジョン対応タイプは、地上デジタル放送に加え、BSデジタル放送、CSデジタル放送も受信できる3波対応が多い。一方、簡易タイプは、東日本大震災の被災3県(岩手県、宮城県、福島県)を除く地域では2011年7月24日に、被災3県でも12年3月31日に実施された地上デジタル放送への移行にともない、視聴できなくなったテレビ受像器を救済する性格が強く、条件を満たした生活保護受給世帯には無償で配布される。