パソコンとモニター間の非圧縮デジタル映像接続用として開発されたDVI(Digital Visual Interface)をベースに、1本のケーブルで、著作権保護システムであるHDCP(High-bandwidth Digital Content Protect system)への対応、デジタル音声の伝送、CEC(Consumer Electronics Control)による機器間の相互制御も視野に入れた最新のインターフェース。「HDMI」はHDMI LICENSINGの商標。テレビとDVD/HDDレコーダーやAVアンプ(→「サラウンド」)などを一括して操作できるパナソニックの「ビエラリンク」、シャープの「ファミリンク」、東芝の「レグザリンク」、ソニーの「ブラビアリンク」などは、このCECを利用して各機器を連携させている。ただし、特に表示の無い場合、異なるメーカー製品との機能連携はできない場合もあるので注意が必要。HDMIにはl.0、l.1、l.2、l.2a、l.3、l.3a(→「HDMI 1.3」)、l.4、1.4a(→「HDMI 1.4」)、2.0(→「HDMI 2.0」)といったバージョンが存在し、伝送できる映像、音声、制御信号の種類が異なるので、この点にも注意が必要となる。なお、機器に表示されるHDMIバージョンは、そのバージョンで規定されている全ての機能を有しているとは限らない点も注意が必要である。