デジタルインターフェースの代表格となりつつあるHDMI(HDMI LICENSINGの商標)の新規格。これまでの最新版だったHDMI 1.3に比べて最も大きな違いは、フレームパッキング方式、サイドバイサイド方式といった各種3D映像信号への対応である。その他、機能面ではHDMIを通じてLAN通信が可能となるHDMIイーサネットチャンネル(HEC ; HDMI Ethernet Channel)、テレビからのデジタル音声を、HDMIを通じてアンプ側に伝送するオーディオリターンチャンネル(ARC ; Audio Return Channel)などが追加された点である。また、画質面では、デジタルシネマで用いられる4K2K(4096×2160画素)の高画素化対応が主なトピックである。HDMI1.4aは、HDMI1.4に対して、3D映像信号にトップ・アンド・ボトム方式(Top-and-Bottom 1画面を上下に分割して左目用と右目用の映像を収録する方式)を加えたほか、放送に使用される3D映像フォーマットが各機器に対して不整合なく扱えることを規定として追加している。