道路運送車両法の定める「道路運送車両の保安基準」の略称。自動車を使用する上で最低限守らなければいけない安全上の基準で、これを満たしていない車で走行することは不正改造や整備不良とみなされて罰せられる。各項目は国土交通省内の「車両安全対策総合検討会」が、膨大な事故例を原因別に分析し、新たな基準を導入した場合の効果を予測して決めている。最近では、ハイブリッドカー(HV)の普及も含め、電気自動車(EV)などの高電圧を用いる車両への安全基準が2007年11月より施行、今後は植物資源から作ったバイオエタノール(bioethanol→「バイオマス燃料」)の混合比を10%にまで増やした次世代ガソリン燃料E10(→「バイオマス燃料」)への対応も検討され始めている。