燃費効率が良く、排出ガス中のNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)などの有害物質を低減した自動車に対して、自動車税や自動車取得税を軽減する制度。2001年度より2年間の特例措置として導入されたが、それ以降、軽減の対象や適用期間が変更となり、06年度税制改正では低排出ガス車(75%低減で☆☆☆☆)で、かつ燃費基準+20%達成車または+10%達成車、およびハイブリッドカー(HV)において軽減措置が取られるようになった。自動車税では、燃費基準+10%達成車でほぼ25%、+20%達成車で50%、また電気自動車(EV)、天然ガス自動車、メタノール自動車でも50%が、それぞれ軽減される。対象は06~07年度中に新車登録した自動車で、それぞれ翌年度分が軽減される。一方自動車取得税は、(1)☆☆☆☆で+10%達成車が15万円、(2)同+20%が30万円、(3)電気自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車は税率で2.7%、ハイブリッドカーではバスとトラックで2.7%、乗用車が2.2%それぞれ軽減される。適用されるのは(1)および(2)が06~07年度、(3)は06年度で終了している。