両チームに中立の立場でサッカーの試合を判定する役割の人びと。基本的には1人の主審(レフェリー)と2人の副審(アシスタントレフェリー)の計3人。主審はピッチ内のできるだけプレーに近いところへ動きながら判定を下し、2人の副審は両側のタッチライン(→「ピッチ」)に分かれ、おのおのピッチに向かってその右半分を動き、主にタッチアウト(ボールがタッチラインより外に出ること)やオフサイドの判定をする。伝統的には黒い服装と決まっていたが、近年ではカラフルな服装も使用する。また、第4の審判の起用も推奨されており、ピッチ外に位置して3人の審判の仕事を助ける役目を果たす。この現行の審判法に加え、2012年には、新たに副審2人を加え、両ゴールの脇に配して、ゴールに入ったかどうか、またペナルティーエリアで反則がなかったかなどの判定をさせる「追加副審」のシステムも認可された。