勝ち抜き方式で日本の王者を争う大会。1951年度の第30回大会以来、優勝チームに天皇杯が授与されている。日本サッカー協会(JFA)加盟の1種(年齢制限なし)と2種(18歳以下)の全チームに参加権がある。日本サッカー協会が誕生した1921(大正10)年に第1回が行われ、2013年度で第93回大会を迎えた。総当たりのリーグ方式で日本チャンピオンの座を争うJリーグとは異なり勝ち抜き方式の大会で、しばしば「ジャイアントキリング(大番狂わせ)」が起こる。現在はJ1とJ2のJリーグ勢計40チームに47都道府県代表などを加えた88チームで争われている。決勝戦は1968年度の第48回大会から2013年度の第93回大会まで元日に東京・国立競技場で行われていたが、20年の東京オリンピックに向け国立競技場の使用が終了したため、14年度からは横浜国際総合競技場(日産スタジアム)が決勝会場となった。さらに14年度に限り、15年1月にアジアカップ(オーストラリア)があるため、決勝戦は12月14日に行われた。15年度の決勝は16年元日に味の素スタジアム(東京)で開催される。