1994年に第1回開催。2000年から、ゴルフルールの世界標準を決めるR&A(英国ゴルフ協会)が運営管理をするようになった。隔年で全英オープンの開催に合わせて行われるジュニアプログラムで、16歳以下のジュニアゴルファーにより世界一を競う。約100カ国の各ゴルフ協会から推薦された1人、もしくは2人が参加。12年は、最もレベルの高いゴールドクラス(ハンディキャップ3.0以下)が、イギリス中部のフェアヘブンGCで7月16~18日の3日間、3ラウンドで実施され、柏原明日架(宮崎・日章学園高校)が優勝した。大会は男女の区別なく行われ、日本女子の優勝は10回目の開催で初の快挙だった。日本勢では前回10年大会の小西健太(広島・瀬戸内高校)に続き2人目の制覇となった。R&Aは、この大会の目的を世界中のジュニアゴルファーの育成に置いている。期間中に共同生活をすることで自立することを学び、全英オープンの会場でゴルフの本質、歴史を学ぶ。その経験が、帰国後に自国のジュニアゴルファーに影響を与えることを期待している。