WBC(世界ボクシング評議会)が2006年11月に導入を決定した採点公開制度。3分12ラウンドで行われる世界タイトルマッチにおいて、不透明な判定をなくすことを目的とし、4ラウンドと8ラウンド(女子は7ラウンド)のラウンド終了時に3人のジャッジが無記名でそれまでの採点を場内に公開する。WBA(世界ボクシング協会)などの各団体でも導入が検討されているが、負けている選手が戦意喪失する、優勢な選手が守りに入ってしまうなどの反対意見もあり、導入を見送った。また、WBCも制度の採否は各国のコミッションの判断に委ねるという形をとっている。日本では06年11月13日に日本武道館で行われたWBC世界ミニマム級タイトルマッチ、王者イーグル京和対挑戦者ロレンソ・トレホ戦で初めて実験的に導入された。K-1でも08年10月1日より採用。