ボクシングと同じ4本ロープのリングでグローブを着用し、パンチ、キック、ヒザ蹴り、ヒジ打ちなどの打撃を駆使して戦う立ち技格闘技。3分×2~5ラウンド制で行われることが多い。日本ボクシング協会理事で興行プロモーターの野口修がムエタイを見て感激し、和製英語であるキックボクシングの名称を考案して1966年1月30日に日本キックボクシング協会を設立したのが始まり。「真空飛びヒザ蹴り」で一世を風靡した沢村忠の登場により、一時は民放4局で試合中継が行われるほどの人気を博した。競技としても瞬く間に世界へ広がり、現在も競技人口を増やし続けている。その半面、ボクシングのような統一機構がないため団体が乱立し、数多くのチャンピオンやルールが存在。キックボクサーが多数出場するK-1も亜流のひとつとして考えられている。