体操の技は、オリンピックや世界選手権で初めて成功させた選手の名前が付く。原則的には大会前に選手側が申請し、実施後に国際体操連盟(FIG)の技術委員会が認定する。FIGの採点規則にすでに掲載されていても、成功した選手がいない場合は新技と認められる。2013年世界選手権で、日本の白井健三(神奈川県立岸根高校)が床運動で成功させた後方伸身宙返り4回ひねりは「シライ」と命名された。同じ床運動の前方伸身宙返り3回ひねりも大会後に初の成功例であることが認定され、「シライ2」と名付けられた。同選手権の跳馬では、白井と金煕勲(韓国)の2人が伸身ユルチェンコ3回ひねりを成功させたため「シライ/キムヒフン」の名が付いた。