[一言で解説]
証拠の信用度。事実の証明に役に立つ程度をいう。
[詳しく解説]
証拠に証拠能力があれば、法廷に提出され、裁判所によって取り調べられます。調べられた証拠の中には、証拠として信用度が高いものもそうでないものもあります。このように、証拠がどの程度信用できるかということを証明力といいます。たとえば、証人が普段からうそばかりつく人であることが証明されれば、証言の証明力は低くなります。個々の証拠がどの程度まで信用できるかは、裁判所の心証、つまり裁判官・裁判員の合理的判断に委ねられます。これを自由心証主義といいます。
(関連項目)
→証拠
→証拠能力
→証言