獅子（しし）がものすごい勢いでたけりはやっているという意味から、獅子のようにすさまじく物事に立ち向かうさまをさしていう。「奮迅」は、勢いよくふるいたち突き進むこと。
『法華経（ほけきょう）―従地涌出品』に、「如来、今欲_四顕_三発宣_二示諸仏智慧・諸仏自在神通之力・諸仏師子奮迅之力・諸仏威猛大勢之力_一」とある。

〔例〕「獅子奮迅の勢いで工事をなしとげました」とか、「昨年、子供が生まれてからというもの、ぼくはミルク代を稼ぐのに、獅子奮迅の勢いで働かなければならなくなりました」などのように使う。