2011年11月のカンヌ・サミットに合わせて主要国・地域の金融監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)が公表した自己資本比率の上乗せ規制を適用する28のシステム上重要な金融機関。国際業務を手がける金融機関は、13年からバーゼル3と呼ばれる自己資本比率規制の下で、19年までに狭義の中核的自己資本(コア・ティア1)で7%を確保することを求められているが、グローバル-SIFIsとして選ばれた巨大金融機関は、16年から19年にかけて自己資本比率の1~2.5%の上乗せを求められることになる。11年11月にグローバル-SIFIsとして選ばれた28金融機関の内訳は、アメリカ8社、ヨーロッパ16社、アジア4社であり、日本からは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループのメガバンク3行が入っている。