宗教団体の創価学会を支持母体とする中道政党。1961年11月27日に公明政治連盟として発足し、64年11月17日に公明党(第1次)となった。94年12月の新進党結成に伴って分党し、衆院議員52人と95年改選組の参院議員12人はいったん「公明新党」を結成したあと、新進党に合流した。これに対し98年改選組は合流せず地方議員と一緒に「公明」(代表藤井富雄)を結成した。97年12月の新進党解党で同党所属だった旧公明党の衆院議員は「新党平和」(代表神崎武法)を、同参院議員は「黎明クラブ」をそれぞれ結成し、公明は98年1月18日の党大会で黎明クラブ(同日の臨時党大会で解党決定)を合流させた。新党平和と公明(第2代代表浜四津敏子)は同年11月7日、合併して再び公明党(第2次、代表神崎武法)を発足させた。小渕恵三首相の連立参加の呼びかけに応じて、99年7月党大会で閣内協力方針を決め、閣僚を送り込んだ。森、小泉、安倍、福田、麻生各政権でも引き続き与党にとどまった。2005年総選挙では31議席とほぼ現状維持だった。06年9月党大会で神崎武法代表に代わって新代表に太田昭宏が選出された。07年参議院選挙では改選13議席から9議席に後退した。09年総選挙で21議席と大敗し、太田代表も落選、辞任した。後任には山口那津男が就任した。10年ぶりに野党に転落したが、12年総選挙では31議席と党勢を回復し、自由民主党(自民党)が政権復帰するのに伴い、再び自民党との連立政権に入った。14年9月、結党50年を機に英語名をNew KomeitoからKomeitoに戻した。