1998年4月に新「民主党」を結成するさい、保守主義路線ともリベラル路線とも一線を画し、どちらにも偏らない政治路線として打ち出した。新「民主党」がそれぞれ支持基盤を異にする4党の寄り合い所帯という要素とあわせて、主義主張があいまいとの批判もある。民主党が12年総選挙後に党綱領の策定を議論したさい、役員会では「中道」路線の明記に消極的な意見が強かったが、全議員参加の党綱領検討委員会(委員長細野豪志)総会では「中道」を明記する意見が多く出された。13年1月党大会で採択された党綱領では「中道」「リベラル」「保守」のいずれの表現も入れなかった。(→「政党綱領」)