日本経済再生本部は、2012年12月26日の第2次安倍晋三内閣の初閣議において、「我が国経済の再生に向けて、経済財政諮問会議との連携の下、円高・デフレから脱却し強い経済を取り戻すため、政府一体となって、必要な経済対策を講じるとともに成長戦略を実現することを目的として、内閣に、これらの企画及び立案並びに総合調整を担う司令塔となる日本経済再生本部を設置する」ことが決まった。全閣僚がメンバーとなり、安倍首相が本部長、麻生太郎副総理・財務相が本部長代理、甘利明経済再生相と菅義偉官房長官が副本部長となった。第1回の会議は13年1月8日に開かれ、日本経済の成長戦略を策定する産業競争力会議の設置を決めた。経済財政諮問会議は民主党政権では休眠させられていたが、安倍内閣において復活し、経済財政諮問会議は経済全体について検討することとし、新設される日本経済再生本部は企業活動などに関する政策の司令塔とするという、役割分担が図られることとなった。