任期満了に伴い2011年12月4日に行われたクロアチアでの総選挙（一院制、定数151）。開票の結果、コソル首相の率いる中道右派の与党、クロアチア民主同盟が65議席から47議席へと大幅に減らしたのに対し、社会民主党中心の中道左派野党連合「ククリク」が17議席増やして80議席を獲得、政権交代が決まった。コソル政権はヨーロッパ債務危機の影響で経済が悪化したのに加え、与党幹部らの汚職疑惑で国民の信頼を失った。クロアチア議会は同月23日、新首相に社会民主党のミラノビッチ党首を選出した。

図「旧ユーゴスラビア連邦諸国」