2016年4月、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相辞任に伴い、ボロディミル・フロイスマン最高会議議長が新首相に就任したこと。親ロシア派との内戦状態が続く中、反ロ・親欧米派のヤツェニュク前首相は、汚職対策や経済再建の遅れ、連立与党の政権離脱などでペトロ・ポロシェンコ大統領と対立し、政権が運営不能状態に陥ったため最高会議に辞表を提出した。フロイスマン新首相はポロシェンコ大統領の側近で、親欧米派。14年2月から副首相（地域政策担当）兼地域開発担当大臣を務め、同年11月から最高会議議長だった。