旧宇宙開発事業団（NASDA、現JAXA〈宇宙航空研究開発機構〉）とNASA（アメリカ航空宇宙局）共同の降雨観測衛星。雨滴の大きさと密度を軌道上から観測する能力を持つ。日本が降雨量を測定する降雨レーダーと打ち上げ手段を、アメリカが衛星本体を提供した。1997年11月にH-2ロケット6号機によって打ち上げられた。台風や梅雨前線の構造観測に大きな成果を上げたことから、打ち上げから17年を経た15年4月で運用を終了。

図「世界の主要なロケット」