アメリカの宇宙ベンチャーのスペースXが新たに開発する大型ロケット。基本となる第1段・第2段機体はファルコン9(→「ファルコンロケット」)とほぼ同じだが、第1段をさらに2基、ほぼそのままブースターとして第1段の横に装着する。外見は第1段を3基そのまま束ねた形状となる。打ち上げ初期に2基のブースターのタンクから第1段にも推進剤を供給するクロスフィーディングという技術を採用し、打ち上げ能力を向上させる。地球低軌道への打ち上げ能力は53トン。これは日本のH-2Aロケットの約5倍、スペースシャトルの貨物打ち上げ能力の約2倍で、民間が開発するロケットとしては過去最大となる。2017年に初号機打ち上げを予定している。